農園で自ら土を耕し、野菜を育て、収穫する喜びや農ある暮らしを楽しむ市民農園(クラインガルテン)が注目されています。
この市民農園(クラインガルテン)には、都市の中にある「日帰り(日常生活)型市民農園」のものと、農山漁村にある「滞在型市民農園」とがあります。
特に、農山漁村にある滞在型市民農園では、農園で野菜作りを楽しむだけでなく、農山漁村での宿泊滞在を通じて、その地ならではの様々な地場産業の営みや生活文化などを地元から学び、多くの人々と出会いふれあうことができます。家族や夫婦、仲間とともに田舎暮らしを楽しみ、いつかは田舎で暮らしたい願っている人には、うってつけの登竜門の場となっています。
留意すべきこととして、滞在型市民農園を単なる農園付き別荘としてとらえ、周りを気にせずに自由気ままに使いたいと考えている方々には向いていません。滞在型市民農園の利用者や地域住民とのコミュニケーションを大切する方々や、農園利用者自身が持つ経験知識等を地元に対して何か貢献してもらえる方々が集まることを、地元は一番望んでいます。
まちむら交流きこうに対して、多くの都市住民の方々から滞在型市民農園についての問合せがあります。その中で、一番多い問合せは、全国のどこにあるのかという質問です。
滞在型市民農園は、現在、全国に約60カ所、区画数にして約1000区画近くあります。特に関東と近畿、都道府県では長野県と兵庫県に多くあります。
標準的な滞在型市民農園のタイプを示すと、農園の区画面積は100平米、宿泊滞在施設の面積は40平米、年間の利用料金は約40~60万円となっています。利用条件として月毎に最低何日何泊以上することが義務づけれられおり、契約は1年更新最長5年までとしている場合が多くみられます。
既存の滞在型市民農園の利用率はほぼ100パーセントに近く、人気が高く新規利用希望者は空きを待っているのが現状です。
※滞在型市民農園の利用に向けたヒント
・まずは、自家用車で往復する時間や費用を想いうかべ、借りたいという地域を絞り込みましょう。
・滞在型市民農園の詳細情報が掲載されているホームページの内容を確かめましょう。
□施設概要(区画棟数/農園や施設の面積/クラブハウスや駐車場等の付帯施設の有無など)
□利用資格(最低月毎に何日何泊以上利用しなければいけないのか/年間行事への参加など)
□利用料金(年間利用料金/その他共益費/専有の宿泊施設での光熱・電気・水道代など)
□募集(毎年の募集時期と告知の方法/登録待機の有無/現地説明会や面接の有無など)
・上記内容がホームページ等に記載されていない場合は、管理運営者に問合せてみましょう。
・実際にいろいろな滞在型市民農園を下見に行き、管理運営者や農園利用者貸せ農園生活などのいろいろな話を聞き、どの滞在型市民農園が自分に合っているか、確かめてみましょう。併せて、往復の交通に費やす時間や費用がどの程度かかめのか、確かめておきましょう。
・インターネットでの検索を通じて、こまめに滞在型市民農園に関する情報を収集しましょう。
滞在型市民農園(クラインガルテン)
写真/坊主山クラインガルテン(長野県松本市)















