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山口県山口市 嘉村 則男 さん


『全国の仲間との出会いは大きな励みと勇気を与えてくれました』

[地域:中国]

私の住む山口市は地方の小さな田舎町です。
少子高齢化問題や中山間地問題など様々な地域問題がありますが、以前の私はそうした地域問題の傍観者だったのかも知れません。
そんな時、ある雑誌にヨーロッパのグリーン・ツーリズムの記事が掲載されていました。
都市住民の求める「ゆとり」や「癒し」、都市と農村の交流を地域活性化の起爆剤とする手段など、グリーン・ツーリズムという言葉には新しいライフスタイルのヒントが沢山詰まっている様な気がしました。
「グリーン・ツーリズムインストラクター育成スクール」のコーディネーターコースでは、グリーン・ツーリズムの運営についての、様々なノウハウを学ぶことが出来ました。特に、体験イベントの企画立案や調整については、基礎から応用までたくさんの知識を得ることが出来ました。また、全国の仲間との出会いは、大変大きな励みと勇気を与えてくれました。


〜体験イベントを開催〜

現在私は、山口大学のキャンパス内に「食と農」「里山環境」「地域交流」をテーマにした、交流体験活動フィールド「大学の森」創りを進めています。
活動する仲間は十三名で「里山環境プロジェクト」と名付けています。
この研究会は、一年を通じてテーマに沿った体験イベントの開催や、地域作りのお手伝いをさせていただく活動も行っています。
昨年は、農業経験のない大学生を農業に誘う「キャンパス農業体験」や、市民を対象にした「オープンファーム」など「食と農」をテーマにした体験イベントを開催しました。
内容は、田植や稲刈りといった稲作体験、野菜やブドウなどの収穫体験、更に、地産地消をテーマにした、蕎麦打ちやパン作りなど、食材の栽培から加工調理までを体験する食体験イベントなどを開催しました。
また、「里山環境」を理解してもらうため、竹細工や自然観察などを行い、毎回たくさんの参加者に恵まれました。
スタッフもインストラクターやファシリテーターとして実践を通じて大きく成長しました。


〜メッセージを残しています〜

現在は、活動から得られるノウハウを活用して、県内で開催されるイベントやプロジェクトにスタッフ自らが参加し、イベントの運営や地域創りのお手伝いをさせていただいています。
特に、山口県東部の周防大島町で進められている、グリーン・ツーリズム推進計画では、毎月行われる実効委員会のワークショップにファシリテーターとして参加し、地域作りのお手伝いをさせていただいています。
この周防大島町は、瀬戸内の美しい海と温州みかんが特産の島で、島に暮らす人の豊かなライフスタイルが大変素晴らしい所です。
この島が生んだ「旅する巨人・宮本常一」が「自然は寂しい。しかし、人の手が加わると暖かくなる。その暖かなものを求めて、歩いてみよう」とメッセージを残していますが、
まさに私たちグリーン・ツーリズムに関わる者へのメッセージだと思います。
傍観者から実践者になれた今、「まちの人やむらの人」と、少しの癒しや小さな夢を共有できることが私の夢です。
そんな夢の実現に向けてグリーン・ツーリズムとつきあっていきたいと考えています。