宮城県気仙沼大島は、本土から客船に乗って約25分で到着する人口約4千人の東北地方最大の島です。主な産業は、豊かな自然環境を活用した漁業と観光で、毎年自然と海の幸を求めて多くの観光客が島に訪れています。
〜「島の体験館」を拠点に〜
「海の自然と生物に囲まれた仕事をしたい」そんな夢を抱いて北海道から大島に移り住んでもうすぐ2年。現在私は、「島の体験館」という施設を拠点に海の自然体験インストラクターとして、教育旅行の学生や一般観光客の受け入れをおこなっています。
今年は、浜に打ち上げられた海藻を紙にのせ、押し花のように仕上げる海藻おしば、顕微鏡を使ってのプランクトンの観察のほか、磯の生き物の観察、気仙沼特産のマボヤの生態観察などを実施しました。夏には、レクリエーション感覚で、貝殻のアクセサリー作りや石のクラフトなどのメニューも加え、家族連れを中心に楽しんでいただきました。「島の体験館」を拠点として、都会や山で育った子供たちに海の自然や生物への興味・理解を深めてもらえるように、大島で育まれた豊かな自然を素材に楽しい体験作りを進めています。
さらに、地元漁師さんをはじめとした島民のみなさんとの協力体制の整備や、地元小中学校の総合学習などの講義に携わることも出来ました。こうした活動によって、島を訪れるお客さんだけではなく、大島に住んでいる人々にも島の自然の素晴らしさを伝えることが出来たと思います。私の仕事は大島が持つ3つの魅力「自然環境」、「観光客」、「島民」これらそれぞれに働きかけ、3つの魅力を繋ぐ仲介者となるべくことだと考えています。
〜都市と農山漁村交流のカギは“人”〜
私がまちむら機構の「グリーン・ツーリズムインストラクター育成スクール」を受講した時は、島での活動の準備期間でした。講習を通して、出会った農山漁村人々のグリーン・ツーリズムに対する期待感やご苦労を知ることが出来、また私自身は都市と農山漁村交流のカギは「人」であることを学び、その後の体験学習を通した都市と島の人を繋ぐ活動に大きな力となりました。観光客と島民が体験を通してお互いの交流を深め、島暮らしの素晴らしさを訪問者が発見するだけではなく、島民も訪問者から自分たちの暮らしの自信へ繋がる何かを感じて欲しい…そんなきっかけ作りができる仕事をしたいと思うことができたのもこの講習を受けたからだと思います。本当に受講して良かったです。





