私の住んでいる薩摩川内市は風光明媚なところで、国の天然記念物にも指定されている特殊な植物や生物が生息している火山湖の藺牟田(いむた)池や市の中心を流れている九州で2番目に長い川内川、砂浜のきれいな海岸線、また「Dr.コトー診療所」で有名な甑島(こしきじま)には珍しい形をした断崖や海が堰きとめられて造られた湖沼群などがあり、すばらしいフィールドで溢れています。
今回はその中でも、市の山間部に位置する入来(いりき)町で毎年8月に開催しています。
〜棚田と内之尾川での親子触合いの場〜
「八重山高原星物語」を紹介します。八重山高原は、天の川銀河を研究している国立天文台の観測所や鹿児島大学農学部付属牧場などの近代的研究施設がある反面、川内川に注ぐ2つの支川の源流や日本棚田百選の内之尾の棚田などがあり、自然豊かな場所でもあります。このような場所で国立天文台や鹿児島大学理学部・農学部、地元経済団体、市民団体、自治体関係者で天と地の川のフェスティバル「八重山高原星物語」を開催しています。メイン会場では鹿児島大学による「観測施設見学」や「自然科学体験ブース」、「牧場体験コーナー」を設けており、毎年1,500名程度の親子が来場されています。今年は地元住民の皆様の協力により会場周辺の棚田をフィールドとした「棚田と内之尾川の自然観察会」と「ペットボトルロケットづくりと発射大会」をセットにしたプランを実施したところ、市街地地域の親子30名の募集がありました。
「棚田と内之尾川の自然観察会」では鹿児島大学農学部の先生のガイドでの棚田観察後、隣の内之尾川で生きもの調査。子どもたちだけが大はしゃぎするのかと思いきや、同行の保護者も童心に返って真剣そのもの。そうめん流しでは、さっきお昼を食べたばかりなのに竹でつくった箸と器でもりもりそうめんを頬張っていました。その後メイン会場に移動し、「ペットボトルロケットづくりと発射大会」。親子で思い思いにペットボトルからロケットを作り上げ、力作のロケットを飛ばして楽しんでいました。アンケートを見ると、「親子のコミュニケーションがとれてよかった」「子どもの頃以来の川遊び。子どもにも体験させられてよかった」など自然や科学実験を楽しみながら、ひと時の親子の触合いの場にもなっていたようです。
〜輝いた笑顔を見続けたい〜
私がインストラクターコースで学んだことは、「一見何もないと思えるものが、受け止める側の対場や環境が違えば、提供方法次第でそれはすばらしい宝に変貌する」ということです。今後もこのことを大切にしながら、地域の皆さんと一緒にたくさんの「宝」を発見し、参加者や協力者の輝いた笑顔を見つづけたいと思います。





