星雪館は平成10年10月10日に開業しました。最初は、こんな山奥にお客様がくるのかどうか心配でしたが、今は関東からのお客様を中心に年200名位の方がお泊まりになります。その他、小中学生の農業体験があったり、お昼だけのお客様が来てくださったり、すごく忙しいと言うわけではありませんが、楽しみながらやっています。
星雪館を始めたきっかけは、中学生の農業体験を受け入れたことと、田舎から都会へ出た人達の「実家の代が替われば帰りにくい」という言葉からでした。実家ではないけど、田舎でのんびりしてもらえたら良いと思い、それが民宿と言う形になりました。
〜体験メニューは気のみ気のまま〜
我が家には「○○体験」というメニューはありません。それでは、星雪館は普通の民宿と変わらないではないかと言われればその通りです。我が家の考えるグリーン・ツーリズムは、農家は副業として民宿を営み、お客様との交流を楽しむ、お客様は田舎の暮らし、文化、人、自然等と触れ合うことだと考えています。「グリーン・ツーリズムインストラクター育成スクール」でも学びましたが、地域資源をいかに活かすかを念頭において、農村に来て普段と違う時間の流れを感じてもらう中、普通の観光では絶対に通らないあぜ道や集落の中を散歩してみたり、ビニールハウスをのぞいてみたり、すれ違う地元の人と挨拶を交わしたり。もちろん農作業体験を希望する方には体験していただきますが、それはそのときに我が家でやっている農作業を手伝ってもらうのが基本です。中学生の農業体験では1日中冬に使う蒔を運んでもらったり、ほうれん草や小松菜の収穫を一緒にしていただきます。作業をしながらお喋りをするのは、お互いに良い思い出となります。お客様とはできるだけ普段どおり、飾らず、親戚が遊びに来た時のように接するようにしています。一人でもグループでも一日一組のお客様です。ご飯を食べながら人生相談をお互いにしたり、山菜の話、野菜の話、家族の話など色々聞いたり、話したりしています。時々、昔からの友人のように気の会うお客様に出会ったりします。
〜民宿を通していろんな輪が〜
星雪館を開業してから色々な人とのつながりが出来ました。お客様にお米、野菜などを美味しいと言ってもらうと嬉しくてまた頑張れます。美味しいと思ってもらえたことがお客様への野菜の直販へとつながり、お客様がまたお客様を紹介してくださいます。また、お料理にしても、集落の行事にしても、地域の言い伝えにしても、野菜を作っているだけでは出来ない人とのつながりや、地域への関心が沸いてきて、星雪館を通して色々な輪に広がっているように思います。
今後も楽しみながら農業を通してお客様との交流を楽しみたいと思っています。





