京都聖母学院中学校・高等学校の学校情報

学校概要

京都聖母学院中学校・高等学校は、京都市伏見区に位置するカトリック系の私立女子校です。1923年に創立され、100年以上の歴史を持つ伝統校です。「愛と奉仕と正義に生きる人となること」を教育理念に掲げ、キリスト教の精神に基づいた全人教育を行っています。中高一貫教育を通じて、確かな学力と豊かな人間性を育むことを目指しています。生徒数は中学校約360名、高等学校約540名で、少人数制のきめ細やかな指導を行っています。校舎はモダンで設備も充実しており、ICT教育にも力を入れています。

教育内容

本校の教育は、生徒一人ひとりの個性と可能性を最大限に引き出すことを目指しています。中学校では4つのコース(Ⅲ類、Ⅱ類、GSC、Ⅰ類)、高校では5つのコース(看護系大学進学コースを追加)を設け、生徒の目標に合わせた学習を提供しています。特に英語教育に力を入れており、ネイティブ教員による授業や海外研修プログラムを実施しています。また、ICTを活用した授業や探究学習にも取り組み、21世紀型のスキルを育成しています。進学実績も高く、国公立大学や難関私立大学への合格者を多数輩出しています。

学校生活

本校の学校生活は、学習と行事のバランスが取れています。朝のお祈りから始まり、集中して授業に取り組む時間、昼休みの楽しい交流、放課後のクラブ活動と、メリハリのある一日を過ごします。年間行事も充実しており、体育祭、文化祭、合唱コンクール、修学旅行などを通じて、協調性や創造性を育んでいます。また、カトリック校ならではの行事も多く、クリスマスミーティングやベルナデッタ記念ミサなどを通じて、精神性を養っています。生徒会活動も活発で、生徒主体のイベントも多く開催されています。

部活動

本校の部活動は、文化系と運動系合わせて20以上のクラブがあり、約80%の生徒が参加しています。特に新体操部とバトン部は全国大会レベルで活躍しており、学校の誇りとなっています。文化系では、吹奏楽部やESS部、美術部などが活発に活動しています。部活動を通じて、技術の向上だけでなく、チームワークや忍耐力、リーダーシップなども育成しています。また、文化祭や体育祭での発表の場も設けられており、日頃の練習の成果を披露する機会もあります。

進路実績

本校の進路実績は非常に優秀で、毎年多くの生徒が難関大学に合格しています。2024年度の実績では、国公立大学に14名、関関同立に44名、医学部に3名が合格しました。特に理系進学に強みがあり、医学部や看護系大学への進学実績も豊富です。きめ細やかな進路指導と充実した受験対策により、生徒一人ひとりの希望進路の実現をサポートしています。また、同志社女子大学との協定により、指定校推薦枠も確保されています。卒業生の進路は多岐にわたり、社会の様々な分野で活躍しています。

入学案内

本校への入学を希望される方には、年間を通じて様々な説明会や体験イベントを用意しています。5月から12月にかけて、学校説明会や授業体験会、入試説明会などを開催しています。また、10月と11月には「聖母プレテスト」を実施し、受験生の皆さんに実際の入試問題に触れる機会を提供しています。入試は1月に実施され、A1日程、自己推薦入試、A2日程(午後)、C日程があります。詳細な日程や出願方法については、学校のウェブサイトや説明会でご確認ください。

特色のある教育方針

本校の教育方針は、「祈りを基盤にした教育」「愛と奉仕の精神を大切にした教育」「確かな国際感覚を養う教育」の3つを柱としています。毎朝のお祈りや宗教の授業を通じて、生徒の精神性を育んでいます。また、ボランティア活動や福祉活動を積極的に行い、社会貢献の精神を養っています。国際教育では、海外研修や留学生との交流、英語でのディスカッションなどを通じて、グローバルな視野を持つ人材の育成に力を入れています。これらの方針により、知性と心の調和のとれた、21世紀を生きる女性リーダーの育成を目指しています。

学費

本校の学費は、教育の質を保ちながらも、できるだけ多くの生徒に学んでいただけるよう配慮しています。年間の学費は、授業料504,000円、施設費60,000円、教育充実費144,000円の合計708,000円です。初年度は入学金150,000円が別途必要となります。また、教材費や修学旅行費などは別途徴収させていただきます。経済的な理由で就学が困難な生徒のために、各種奨学金制度も用意しています。詳細な学費の内訳や納入方法については、入学説明会や学校のウェブサイトでご確認いただけます。

まとめ

京都聖母学院中学校・高等学校は、カトリックの精神に基づいた教育を行う伝統ある女子校です。「愛と奉仕と正義」を建学の精神とし、グローバル教育や進路に応じた多様なコース制を特徴としています。充実した英語教育や海外研修プログラム、高い進学実績、そして新体操部やバトン部の全国レベルでの活躍など、学業と課外活動のバランスが取れた教育を提供しています。また、少人数制の指導や充実した施設、ICT教育の導入など、現代のニーズに合わせた学習環境も整っています。キリスト教の価値観と21世紀型スキルを融合させ、未来を担う女性リーダーの育成を目指す学校といえるでしょう。