ノートルダム女学院中学校・高等学校の学校情報

学校概要

ノートルダム女学院中学校・高等学校は、京都市左京区に位置する歴史ある女子中高一貫校です。1952年の創立以来、カトリック精神に基づく教育を通じて、知性と品性を兼ね備えた女性の育成に力を注いできました。「真理と愛に生きる」という教育理念のもと、生徒一人ひとりの個性を大切にしながら、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指しています。緑豊かな環境に囲まれたキャンパスで、生徒たちは充実した学校生活を送っています。

教育内容

本校の教育は、「徳と知」の校訓に基づき、知識だけでなく豊かな人間性の育成を重視しています。中学校では「グローバル探究コース」と「グローバル総合コース」の2つのコースを設け、生徒の興味や適性に合わせた学びを提供しています。英語教育に特に力を入れており、ネイティブ教師による授業や海外研修プログラムなどを通じて、実践的な英語力を身につけることができます。また、ICTを活用した授業や、SDGsに関する学習など、時代のニーズに応じた教育内容も充実しています。

学校生活

本校の学校生活は、勉強だけでなく、様々な行事や活動を通じて豊かな経験を積むことができます。特に3日間にわたって開催される文化祭は、生徒たちが主体となって企画・運営を行い、クラスや部活動の成果を発表する大きなイベントです。また、グローバル総合コースでは演劇教育を実施しており、表現力やコミュニケーション能力の向上に役立っています。日々の学校生活では、先生方や友人との交流を通じて、生徒たちは自己成長の機会を得ています。

部活動

本校では、体育系7クラブ、文化系14クラブと、幅広い部活動が用意されています。中でも特筆すべきは「オーケストラクラブ」です。学校創立当初から続く伝統あるクラブで、大規模なホールでの定期演奏会は地域の方々にも親しまれています。部員たちは日々の練習を通じて、音楽の素晴らしさを体感するとともに、協調性や忍耐力を養っています。他の部活動も活発に活動しており、生徒たちは放課後や休日を利用して、自分の興味や才能を伸ばす機会に恵まれています。

進路実績

本校の進路実績は非常に優秀で、ほぼ全員が大学に進学しています。2022年度の実績では、国立大学に3名、私立大学に147名が合格しました。特に関関同立やGMARCHといった難関私立大学への進学率が高く、約3分の1の生徒が合格しています。また、薬学・看護医療系分野への進学も多く、33名が合格しました。本校では、生徒一人ひとりの希望や適性に合わせたきめ細かな進路指導を行っており、指定校推薦制度も活用しながら、生徒の夢の実現をサポートしています。

入学案内

本校への入学を希望する方々に向けて、年間を通じて学校説明会を開催しています。これらの説明会では、学校の特色や教育方針、入試情報などを詳しく説明しています。また、オープンスクールでは実際の授業や施設を見学することができ、本校の雰囲気を直接体験できます。入試に関しては、一般入試に加えて、オーケストラクラブの推薦入試制度も設けています。音楽に秀でた才能をお持ちの方は、ぜひこの制度をご検討ください。詳細な日程や申込方法は、学校のウェブサイトでご確認いただけます。

特色のある教育方針

本校の教育方針の特色は、キリスト教精神に基づく全人教育にあります。知識の習得だけでなく、思いやりの心や奉仕の精神を育むことを重視しています。また、「本物を見る・知る・触れる」ことを大切にした学びを提供しており、美術館や博物館への訪問、専門家による特別講義など、教室の枠を超えた体験的な学習を行っています。中学校で実施している本格的な演劇教育は、自己表現力やコミュニケーション能力の向上に大きく貢献しており、生徒たちの成長を多面的にサポートしています。

学費

ノートルダム女学院中学校・高等学校の2024年度の学費について、具体的な情報が公開されています。中学1年次の場合、入学金150,000円に加え、年間の授業料は580,000円です。さらに、教育充実費・施設設備費等が260,000円、父母の会・生徒会費等が20,400円必要となります。また、行事や教材費等の預り金である教育補助活動費として265,000円(タブレット代含む)が必要です。これらを合計すると、初年度の納付金は1,125,400円となります。

加えて、制服や体操用品等の制定品代として約150,000円が別途必要です。また、選択するコースによって追加の費用がかかり、グローバル探究コースでは年間50,000円、グローバル総合コースでは年間30,000円のコース料が必要となります。

学費の納付は年3回(4月、9月、1月)に分けて行われ、指定口座からの自動引き落としとなります。これらの費用は、質の高い教育環境と充実した学習サポートを提供するために設定されています。

まとめ

ノートルダム女学院中学校・高等学校は、カトリック精神に基づく教育を通じて、知性と品性を兼ね備えた女性を育成することを目指しています。グローバル教育や豊かな部活動、充実した進路指導など、多彩な学びの環境が整っています。特にオーケストラクラブや演劇教育など、個々の才能を伸ばす機会が豊富で、生徒たちは自己成長を実感しながら充実した学校生活を送っています。将来に向けた確かな基盤を築くための理想的な場所として、多くの生徒と保護者に支持されている学校です。